【入試で優遇措置あり!?】中学生が受けるべき英検®3級とは?

目次

英検®とは?

英検®(実用英語技能検定)とは、公益財団法人 日本英語検定協会が主催し、文部科学省が後援している資格試験です。

年間の受検者数は250万人を超える日本最大規模の英語検定試験であり、特定の級を取得していると中学や高校、大学入試で優遇措置が受けられます

英検®とは?
・年に3回(6月、10月、1月)実施
・年間の受検者数は250万人を超える、日本最大規模の英語検定試験
・7つの級がある(1級、準1級、2級、準2級、3級、4級、5級)
・4技能を測定(リーディング、リスニング、ライティング、スピーキング)
中学入試、高校入試、大学入試で優遇措置あり

7つの級の中で、英検®3級は初めて挑戦するという人も多く、受験者数も一番多い傾向にあります。

英検®3級では中学卒業程度の学力が求められます

今回は、高校受験の際に持っていると優遇措置もある「英検®3級」について解説します。

英検®3級とは?

英検®3級で求められるレベルは?

英検®3級で求められるレベルは、中学卒業程度です。

合格に必要と言われている単語数の目安は約1250語~2100語となります。日常シーンで使う単語が出題される傾向にあるため、中学生であれば、自分が持っている教科書の単語を一通り確認して現在の語彙力をチェックすることをオススメします。

中学の教科書で学習する英単語の数は、2000年頃までは3年間に1,000語程度でした。
2012年から1,200語になり、2021年から1,600~1,800語と増加しています。

英検®3級の合格点・合格率は?

英検®3級では、一次試験(筆記・リスニング)と二次試験(面接)の点数で合格を判定し、リーディング・ライティング・リスニング・ライティングの4技能を測定します。

一時試験と二次試験の概要は以下となります。

一次試験
・筆記(マーク式のリーディング30問)とライティング(記述式の英作文1問)の50分
・リスニングは約25分で筆記試験後に続いて実施
・年に3回実施(6月、10月、1月)

二次試験
・約5分間の面接(スピーキング)
・日本人もしくはネイティブスピーカーと1対1で会話
・1次試験の1カ月後に実施(7月、11月、2月)

合格点に関して、2015年までは設問ごとの配点は1点で、合格点以上であれば合格でした。

しかし2016年より、技能ごとに算出されたCSEスコアという指標をもとに合否が判定されるようになり、合格の基準が分からなくなりました。

ただし公益財団法人 日本英語検定協会は、CSEスコアが導入された最初の試験において「各技能6割程度の正答率の受検者の多くが合格した」と発表しているため、それ以後6割程度の正答率が合格ラインだと予測されています。

一次試験の合格点
・リーディング・リスニング・ライティングの3技能の各技能スコアの合算で合否を判定
・CSEスコアにおいて、各技能は550点満点。3技能で1650点満点。
・公益財団法人 日本英語検定協会のホームページより、一次試験の合格点は1103点(満点1650点)
※ライティング技能の英作文はたった1問だが、一次試験内での比重は3分の1と大きく、リーディング・リスニングで満点を取っても、ライティングが0点だと合格できない

二次試験の合格点
・スピーキングのスコアの合算で合否を判定
・公益財団法人 日本英語検定協会のホームページより、二次試験の合格点は353点(満点550点)

英検®3級の効率の良い勉強法は?

英検®3級を受検するにあたって、まず過去問を解いてレベルを確認することをお勧めします。公益財団法人 日本英語検定協会のホームページでは、直近3回分の過去問が公開されています。

英検®はどの級からでも受検可能なため、自分の実力に近い級から受検し、ステップアップすることができます。

何から勉強するの?

英検®を受検する際、まず取り組むのは単語の学習です。

上記でも示した通り、合格に必要と言われている単語数の目安は約1250語~2100語となります。

英検®で出題される単語は級によって大きく異なるため、3級での頻出単語を重点的に学習することが好ましいです。

英検®3級頻出単語例
・名詞…minute・vacation・place
・動詞…leave・bring・wear
・形容詞…favorite・busy・sure
・副詞…usually・together・still

語彙力を増やすためには、英単語に触れる機会を増やす必要があります。

単語を「分かるもの」と「分からないもの」に分け、「分からないもの」を繰り返し学習すると記憶が定着しやすくなります。

覚えていない単語の全体量を把握したら、受検日から逆算して学習スケジュールを立てて、復習を重点的に暗記していきます。

月単位・週単位で覚える単語数を決めて、1日の暗記数へと落とし込んでいく

単語同様、熟語、会話表現も力を入れて学習することが大切になります。

合格への近道

暗記する量は膨大にあり、それぞれの単語でスペリング、発音、意味を覚える必要があるため、無理のない学習スケジュールを立て、効果的に学習することが合格への近道となります。

単語の学習ははじまりであり、その単語を様々な場面で応用できるようになるとゴールにもなります。

受検日までに語彙力を高め、合格を目指しましょう!

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